SDGsとは
SDGs(エスディージーズ)「持続可能な開発目標」とは、2015年9月に国連で採択された、国際社会共通の目標です。
2030年までの間に、あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等と闘い、気候変動に対処しながら、誰一人取り残されない世界となるように17の目標を達成することを目指しています。

SDGsへの取り組み

1.貧困をなくそう
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
- 福祉に携わる職員の給与水準の向上を目指す
- 生活困窮者への生活水準維持のための支援を行う

2.飢餓をゼロに
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
- フードバンクの利用で、余剰食品を貧困世帯に配布
- 地元の市場を支援できるように(地産地消)
- 終末期も経口摂取が続けられるようなメニューの工夫
- 利用者の残食を少なくするための嗜好調査やメニュー作成の取り組み
- 栄養士によるご利用者への個別対応と食の健康管理
- 地域で買い物や調理等の困難者に宅配サービス等の食事確保の支援

3.すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
- 職員への健康診断、メンタルヘルスチェック、予防接種、の実施
- DVについて心理教育を行い、同じ被害を繰り返さないように支援する
- 虐待の早期発見と対応
- 入所児童・職員への予防接種(インフルエンザ・コロナウイルス)、健康診断の実施
- 施設内虐待防止に向けた自己点検・自己啓発への取り組み
- 一時保護、子育てショートステイ事業受け入れ体制の整備
- 里親支援専門相談員を配置し、里親の開拓、制度の普及、里親委託推進、里親子への支援の充実を図る
- 敷地内全面禁煙
- 児童家庭支援センターを設置することにより、地域の児童、家庭の福祉の向上を図る
- 地域住民への介護予防啓発、高齢者の自立支援の強化や健康意識の向上を図る
- 顧客満足度調査(アンケート)の実施
- 介護保険サービスの質の向上
- 介護予防教室の開催
- 独居高齢者等の見守り支援

4.質の高い教育をみんなに
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
- 入所している児童や生徒に学習ボランティアをつけ学習機会を作る
- 学習塾・学習ボランティア等の利用により児童の学力UPに努める
- 入所児童の高校進学100%保証と希望する児童に対して高等教育の修学を支援する(施設独自の奨学金制度の運用)
- 職員の専門性の向上及びスキルアップを目的とした研修会の実施と外部研修への参加を積極的に支援する
- EPA、技能実習生を始め外国人の宗教や風土を受け入れた上で、日々のOJTや施設内研修、日本語能力試験や介護福祉士の資格取得を支援する

5.ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
- 女性職員が就業できる環境整備し、育児休暇後の勤務については短日短時間勤務等を導入し、女性の活躍推進を図る
- 女性職員には100%の育児休暇取得率を目指し、同時に男性職員の育児休業取得も推奨する
- こどもの看護休暇制度の活用
- 全職員の中で女性の割合を増やすだけでなく、リーダー職・管理職に占める女性の割合5割以上を目指す
- ハラスメント防止への取り組み
- 入所児童に対する生活支援は全児童平等に実施する
- LGBT児童の入所に向けての受け入れ態勢の整備
- 入所児童への性教育を積極的に行い性差別への是正とマイノリティへの理解を促す
- LGBTの職員の受入れ環境を整備する

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネ ルギーへのアクセスを確保する
- 共用部分へのLED照明導入
- 太陽光発電の導入
- 節電のためのデマンドコントロールシステムの導入

8.働きがいも経済成長も
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
- 働く女性の職場環境、キャリアアップの支援

10.人や国の不平等をなくそう
国内および国家間の格差を是正する
- 子育て中の女性、障碍者、高齢者、外国人の積極採用
- 障害の有無、人種、出身、宗教に影響されることなく全児童・高齢者・母子平等に入所受け入れを実施する
- 子どもの権利条約に基づく子どもの権利を保障する

11.住み続けられるまちづくりを
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
- 退所者へのアフターケアを行い、地域での生活が続けられるように支援する
- 地域に住む母子父子家庭の相談窓口となり支援する
- 福祉避難所の設置
- 地域ケア会議の開催、参加を通して地域包括ケアシステムの構築を目指す。

12.つくる責任つかう責任
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
- 廃品回収。古紙回収サービスによるリサイクルの推進
- 配膳時にあまることのないように食事量を計算しフードロスを進める
- 食材選び(安心安全)

13.気候変動に具体的な対策を
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
- 災害に備えたBCP計画の推進

14.海の豊かさを守ろう
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
- ペットボトルのリサイクル推進

15.陸の豊かさも守ろう
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
- ペーパーレス化の推進(紙媒体から電子化へ)

16.平和と公正をすべての人に
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
- ハラスメント、虐待防止への取り組みの推進
- DV被害者への心理教育を行い被害を繰り返さないように支援する
- 子どもが意思表示、意見表明できる機会の保障
- 情報を自由に得られる環境の提供(PC設置、携帯所持)
- 児童の苦情受付機関(第三者機関)の情報、連絡先を掲示
- 子どもの権利条約に基づく子どもの権利を保障する

17.パートナーシップで目標を達成しよう
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
- 自治体、こども家庭支援センター、学校等、関係機関との連携を図り、児童の最善の利益の実現に向け取り組む
- 児童養護施設の協議会の一員として参画し、相互の役割を理解する
